コフィン・テキスト(読み)こふぃんてきすと

世界大百科事典(旧版)内のコフィン・テキストの言及

【死者の書】より

…古代エジプトにおいて死者の復活と永生の獲得を助ける葬礼文書の一つで,新王国時代(前16世紀)以降パピルスに記されて副葬されたものを指す。古王国時代末期の王のピラミッドの墓室壁面に刻まれた〈ピラミッド・テキスト〉,中王国時代の棺柩に記された〈コフィン・テキストCoffin texts(棺柩文)〉に続くもので,エジプトがキリスト教化する後4世紀まで高官貴族を中心に約2000年にわたって用いられた。復活を助け,彼岸において至福の生活を送るために必要な長短さまざまの呪文および祈禱文からなる。…

※「コフィン・テキスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android