コルディレラ造山帯(読み)こるでぃれらぞうざんたい

世界大百科事典(旧版)内のコルディレラ造山帯の言及

【環太平洋地帯】より

…これらの地帯ではさらに古生代末ないし中生代初期の変動(東南アジアのインドシナ変動,北アメリカのソノマ変動など)や地域によっては古生代中ごろの変動(ニュージーランドのツーフア変動,北アメリカのアントラー変動など)が記録されていて,地帯によっては先カンブリア時代後期にさかのぼる地史記録もある。コルディレラ造山帯を例にとると,同帯の東半(ロッキー山脈,コロラド高原など)は古アメリカ大陸の西縁であったが,西半(主部)は大規模な花コウ岩活動の前には,古アメリカ大陸からはるかに離れて当時の大洋に散在していた古大陸片とか古い弧,火山島などの海洋島で代表され,それらがプレート運動に伴い古アメリカ西縁にもたらされ,衝突・合体したものであるという見解が近年有力である。西半を構成する各地帯(テレーンterrane)はそれぞれ固有の層序をもち,またあるものは古地磁気からみて古アメリカ大陸に対し異地性であった。…

※「コルディレラ造山帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む