改訂新版 世界大百科事典 「コーリャン」の意味・わかりやすい解説
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「モロコシ(蜀黍)」のページをご覧ください。
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… アフリカ起源の雑穀のうち,モロコシはサハラ砂漠の南縁に沿ったかなり広い地域で栽培化されたもので,今なおこの大陸では主食料としての地位を失っていない。アフリカから紀元前2000年ころインド亜大陸に伝播し,とくにアジア東北部でコーリャンと呼ばれる特殊な品種群が成立している。シコクビエはエチオピア高原からウガンダにかけての高原に起源をもつ雑穀で,モロコシと同じく古い時代にインドに伝播した。…
…モロコシは変異が大きく,いくつかの系統群に分けられる。中国北東部で発達したコーリャン(高粱)は,草丈高く,密穂型が多く,品種は300を越え,日本のモロコシもこの系統群のものである。中央アフリカで発達したマイロは,穂が卵形となる密穂型で,粒が大きく,穀実用としてすぐれ,品種改良が進んでアメリカを中心として,世界での栽培量が最も多い系統群である。…
※「コーリャン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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