世界大百科事典(旧版)内のサブクール沸騰の言及
【伝熱】より
…このように相変化を伴う伝熱では,伝熱面の表面に生ずる境界層がかく乱されて薄くなり,熱伝達率は非常に大きくなる。沸騰を液体の温度によって分けると,沸騰する液体の温度が飽和温度に達している飽和沸騰,液全体の温度は飽和温度より低いが,伝熱面の温度が伝熱面近傍の液体の過熱に十分なほど加熱されて起こるサブクール沸騰(表面沸騰ともいう)とがある。また対流と同様に強制的な流れが存在する場合を強制対流沸騰,容器内に液体をためて沸騰させる場合のように流れが自然対流によって起こされる場合をプール沸騰と呼ぶ。…
※「サブクール沸騰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」