世界大百科事典(旧版)内のサンチアゴ騎士修道会の言及
【エストレマドゥラ】より
…スペイン西端の地方で,カセレス,バダホス2県からなり,ポルトガルとの境界にある。大陸性気候で,夏は乾燥し非常に暑い。主要産業は畜産業,農業。羊毛,豚,コルクを産し,小麦,オリーブ,綿花も栽培される。エストレマドゥラの名は,〈ドゥエロ川の向こう〉を意味するように,キリスト教徒がドゥエロ川でイスラム世界と対峙していた時代に由来する。再征服(国土回復戦争)が宗教的熱狂を伴って進められる13世紀,この地方から好戦的貴族の集団,サンチアゴ騎士団,アルカンタラ騎士団が誕生した。…
【修道会】より
…キリスト教世界において,合法的な教会の権威によって認可され,会員が共通の会憲(インスティトゥトゥムinstitutum)のもとで修道生活を営む組織をいう。その場合,キリスト教の四大修道会則(レグラ=戒律)といわれる〈バシリウス会則〉〈ベネディクトゥス会則〉〈アウグスティヌス会則〉〈フランシスコ会則〉のいずれかに準拠するものを盛式誓願修道会(オルドordo),会憲のみによるものを単式誓願修道会(コングレガティオcongregatio),両者を併せてレリギオreligioという。…
※「サンチアゴ騎士修道会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」