サン・ミゲル・デ・ラ・エスカラダ(読み)さんみげるでらえすからだ

世界大百科事典(旧版)内のサン・ミゲル・デ・ラ・エスカラダの言及

【スペイン美術】より

…これに対し,イスラム教圏に残留したキリスト教徒つまりモサラベが迫害を逃れて北部に造ったキリスト教建築が,モサラベ建築である。馬蹄形アーチをはじめ,コルドバのイスラム様式から多くを学び,サン・ミゲル・デ・ラ・エスカラダSan Miguel de la Escalada(913)のように,バシリカ形式にイコノスタシス,交差リブの丸天井などを特徴とするスペイン独自の教会様式を樹立した。スペイン独自といえば,優位にたったキリスト教支配地域に在住するイスラム教徒が,その建築技術をもってキリスト教に奉仕してできたムデーハル様式がある。…

※「サン・ミゲル・デ・ラ・エスカラダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」