シビルツェフ,N.M.(読み)しびるつぇふ

世界大百科事典(旧版)内のシビルツェフ,N.M.の言及

【グリンカ】より

…これによりドクチャーエフ学派の見解が西欧やアメリカに紹介され評価されるようになった。彼は土壌研究の上で気候などの生成環境を重視するドクチャーエフやシビルツェフNikolai Mikhailovich Sibirtsev(1860‐1900)の考えの上に,土壌断面観察の重要性を強調し,断面形態の発達およびその成熟度に従って土壌を分類すべきことを唱えた。ドイツの土壌研究者H.ストレンメやアメリカのC.F.マーブットに影響を与えている。…

【ドクチャーエフ】より

…土壌が自然体の一つで,気候,植物,動物,母材岩石,地形,時間などさまざまな因子(土壌生成因子という)の相互作用のもとで,それに適応した土壌が生成し,時間とともに変化発展することを明らかにした。彼の弟子グリンカK.D.GlinkaやシビルツェフN.M.Sibirtsevらとともに,各種の土壌型が地球上に帯状に分布するという土壌成帯説を唱え,土壌学の研究に新しい視点をとり入れた。【茅野 充男】。…

※「シビルツェフ,N.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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