世界大百科事典(旧版)内のシベリアビッグホーンの言及
【ビッグホーン】より
…オオツノヒツジともいい,大きならせん状の角をもったヒツジ。シベリアから北アメリカ北西部に分布するものはビッグホーン1種とされたが,近年ではカナダ南西部からメキシコ北部に至るロッキー山脈に生息するもののみをアメリカビッグホーンO.canadensis(英名American bighorn sheep,mountain sheep)(イラスト)とし,アラスカからブリティッシュ・コロンビアに分布するものをダルビッグホーン(ドールビッグホーン,ストーンシープ,ダルシープDall’s sheep)O.dalli,シベリア北東部のものをシベリアビッグホーン(スノーシープ)O.nivicola(英名Siberian bighorn)とすることが多い。肩高76~107cm,体重は雄で56~124kg,雌で33~68kg。…
【ヒツジ(羊)】より
…ただしこれらを同一種とみなす学者もあり,その場合はムフロンの学名はO.orientalisとなる)のほか,ウリアルO.vignei(イラン,カシミール)およびアルガリO.ammon(アルタイ,ヒマラヤ)があり,アメリカ系の種にはビッグホーンO.canadensisがある。ビッグホーンは,シベリアビッグホーンO.nivicola(シベリア北東部),ダルビッグホーンO.dalli(アラスカ,カナダ)およびアメリカビッグホーンO.canadensis(カナダ南西部からメキシコ北部まで)の3種に細分されることがある。【今泉 吉典】
【家畜のヒツジ】
家畜ヒツジO.aries(メンヨウ(緬羊)ともいう)は,今から約8000年ほど前に野生ヒツジから馴化(じゆんか)されており,現在では毛用,肉用,乳用,毛皮用と多目的に利用され,たくさんの品種が作出されている。…
※「シベリアビッグホーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」