世界大百科事典(旧版)内のシモン,T.の言及
【心理検査】より
…大きく分類すると知能テストと人格検査に分けられ,いずれにも個人法と集団法とがある。 1904年スピアマンが一般知能の考え方を提案し,05年にビネA.BinetとシモンT.Simonが史上最初の知能テストをパリで発表し,同年ユングが言語連想テストを公表した。日本では21年に鈴木治太郎がビネ法による個人知能テストを公表し,渡辺徹,本田観二,栗林宇一により東京全市の学童を対象に22年国民知能検査が実施された。…
【ビネ】より
…この研究分野を〈実験教育学〉と呼び,小学校内に設けられた実験室で学童の素質研究に没頭する。こうして1905年,シモンThéodore Simon(1873‐1961)とともに知恵遅れの子どもを鑑別する手段として,知能テストを作成した。また心理学者と教育者との共同チームを編成し,測定に基づく〈新教育〉の普及にも大きな努力を傾けた。…
※「シモン,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」