シャニダール洞窟(読み)しゃにだーるどうくつ

世界大百科事典(旧版)内のシャニダール洞窟の言及

【旧石器時代】より

…ヨーロッパのムスティエ文化人は彼らの間に死者が出たときに穴を掘って埋葬したといわれてきたし,最近では前記のコンブ・グルナル洞窟から楕円形の穴の中に埋葬して,その上に丸い石を配置した例が報告されている。イラクのクルディスターンにあるシャニダール洞窟からは1960年に9体のネアンデルタール人骨が発掘されたが,それらのうち4体は落石による事故死,他の4体は埋葬されたものと判定された。とくにシャニダール4号人骨は三方を石で囲まれ,南枕で西を向き,左側を下にして横たわる成年男子であった。…

※「シャニダール洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android