世界大百科事典(旧版)内のシュタインの改革の言及
【地方自治】より
… 中世ドイツにはハンザ同盟などに所属する数多くの自治都市が存在したが,これらは三十年戦争で疲弊し,さらに寡頭制的な門閥間の内紛とギルドの台頭で弱体化していた。シュタインの改革(プロイセン改革)による1808年プロイセン自治法は,閉鎖的な自治都市法人とギルドの選挙を廃止し,市民の平等選挙による地方議会を設け,執行権の長は地方議会による間接選挙(大都市の市長は地方議会が推薦する候補者のなかから国王が任命した)とした。その後,1830年に続く反動化,1848年に続く民主化などの紆余曲折を経たが,1853年自治法では,平等選挙を廃止し三等級選挙制を採用した。…
※「シュタインの改革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」