シュトルヒ,N.(読み)しゅとるひ

世界大百科事典(旧版)内のシュトルヒ,N.の言及

【ミュンツァー】より

…しかしルターの教義を信奉したことはなく,一方で,ドイツ神秘主義の伝統に立って,霊魂の基体における神の啓示にのみ信仰と救済の根拠を認めた。他方,ルターの推薦で説教職に就いたツウィッカウでは,幻や夢の形で聖霊の啓示を受けて終末を預言する織布職人シュトルヒNikolaus Storchのグループ〈ツウィッカウの預言者たち〉との接触を経て,堕落した既成の抑圧・依存の秩序の早急な終末と,本来の平等な神の秩序の回復,すなわち,地上における神の国の設立を主張した。重なる追放と流浪の後,ザクセン選帝侯領の小都市アルシュテットの司祭となり,教会典礼の改革と,改革された典礼の最初のドイツ語訳を行い,市民の間に急進的な宗教改革の母体として同盟を組織した。…

※「シュトルヒ,N.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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