世界大百科事典(旧版)内のショックコーンの言及
【超音速飛行】より
…また,機体の前面に開孔した空気取入口は,超音速になると強い垂直衝撃波を発生し,急激に圧力損失が大きくなるので,マッハ1.5付近までが実用される限界である。それ以上の速度で使用するには,取入口の中央に円錐(ショックコーン)を置き,圧力損失の少ない斜め衝撃波を何段かに発生させて,気流を減速させるようにする。ただし円錐の最適前後位置はマッハ数によって変わるので,マッハ2以上の性能を必要とする機体では,円錐の位置を可変にしなければならない。…
※「ショックコーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」