シリコンアイランド(読み)しりこんあいらんど

共同通信ニュース用語解説 「シリコンアイランド」の解説

シリコンアイランド

半導体産業が集積する九州地方を指す愛称。米ハイテク産業の中心地であるシリコンバレーにちなんで名付けられた。日本勢が大型コンピューター記憶装置に使うDRAM武器に世界市場を席巻した1980年代、国内生産の中心地として発展した。だが2000年代に入ると、日本勢が設計製造を分ける事業モデルへの変革が遅れ、競争力が低下した。製造を専門に請け負う台湾積体電路製造(TSMC)が21年に熊本進出を発表したのを機に、関連企業の進出や設備拡張が相次ぎ、息を吹き返した。

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世界大百科事典(旧版)内のシリコンアイランドの言及

【九州地方】より

…明治時代から発展した北九州工業地帯の鉄鋼,セメント,化学などの重化学工業をはじめ,長崎市の造船業,大牟田・延岡両市の化学,久留米市のゴム,八代・日南両市の紙・パルプなど原料立地型の工業を主としており,波及効果の大きい加工組立型が少ない傾向が強かった。1970年代から大分臨海工業地域の製鉄,化学コンビナート,熊本県長洲町の造船,重機,大津町のオートバイ,90年代に福岡県苅田(かんだ)町,宮田町に自動車とその関連工業の進出がみられ,特に80年代初めからはIC(集積回路)とその関連産業の立地が著しく,九州は〈シリコンアイランド〉と呼ばれるほどになった。このほか九州には家具,陶磁器,焼酎など伝統的地場産業が根づいている。…

※「シリコンアイランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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