世界大百科事典(旧版)内のジェルトンの言及
【鉛筆】より
…Hはhard,Bはblack,Fはfirmの意味である。軸材は,その99%がインセンス・シダー(ペンシル・シダーともいう)というアメリカからの輸入材であるが,インドネシアのジェルトン(キョウチクトウ科の1種)が増えつつある。みやげ用の長い鉛筆などには,北海道産のシナノキという広葉樹も使われている。…
【ゴム】より
…(1)に挙げたアラビアゴムなどとは反対に,水になじまず,アルコール,ベンゼンに溶ける。チクル,ジェルトン,ソルバが代表例である。3者とも似た化学組成をもち,40~60%がトリテルペン樹脂,10~15%がイソプレンの重合体であるゴム,残部は灰分,多糖類である。…
【チクル】より
…主生産国は中央アメリカのグアテマラ,メキシコであり,これらの国から日本は輸入している。チクルに似た樹脂としては,東南アジアのジェルトンjelutong(キョウチクトウ科ダイエラ属Dyera)およびブラジルのソルバsorva(キョウチクトウ科クーマ属Couma)より得たものがある。樹脂【善本 知孝】。…
※「ジェルトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」