世界大百科事典(旧版)内のジャガー洞窟の言及
【イヌ(犬)】より
…上あごの外側の切歯は小さく,オオカミのようにきば状でなく,上の切歯列はオオカミほど前方へ突出せず,裂肉歯が比較的小さい。
【イヌの原種と家畜化】
最古のイエイヌの遺骨は,イラクのパレガウラの洞窟(旧石器時代層)から発掘された約1万2000年前の下顎骨と,アメリカのアイダホ州ジャガー洞窟の1万~1万7000年前の大小2種類の骨格とされているが,1980年にアラスカのオールド・クロウ川付近で最低2万年前と推定されるものが発見された。このイヌは人類がベーリング陸橋を通ってアジアから北アメリカへ移動した際,連れてきたものと考えられるから,イヌはそれ以前にユーラシアか北アフリカのどこかで家畜化されたことになる。…
※「ジャガー洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」