世界大百科事典(旧版)内のジャフナ・タミル人の言及
【スリランカ】より
…とりわけ,1956年にシンハラ語が公用語化されて以来,行政職,警察官,軍人などの分野は,ほぼ完全にシンハラ人が独占するようになり,タミル人は医師,技師,法律家などの専門職に向かいがちである。しかし,大学教育における英語の比重が低くなり,ジャフナ地方出身のジャフナ・タミル人に不利な入学制度が採用され,専門職の門戸も狭くなりつつある。北部のタミル人中産階級を中心に,シンハラ化政策に反発して,連邦制国家を求める声が強くなり,70年代中ごろから〈イーラム国Eelam〉として分離独立を主張する運動へと発展している(タミル問題)。…
※「ジャフナ・タミル人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」