世界大百科事典(旧版)内のジャムダット・ナスルの言及
【楔形文字】より
…同種の文字は他の遺跡から発見されていないので,文字の発明はおそらくこの時期にウルクにおいて行われたと思われる。前2700年ころに比定されるジャムダット・ナスルの遺跡からは線状に変化した文字が出土しているが,それ以後は特徴的な楔の形をとるようになり,前50年ころまで存続した。しかし前6,前5世紀にはアラム文字が優勢になり,併用時代のあと衰退に向かう。…
【ジャムダット・ナスル文化】より
…メソポタミア南部,すなわちバビロニアのジャムダット・ナスルJamdat Nasr遺跡を標式とする,前3200~前3100年ころの文化。かつてジェムデット・ナスルJemdet Nasrとも記された。…
※「ジャムダット・ナスル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」