世界大百科事典(旧版)内のスクレロチンの言及
【クチクラ】より
…その内部にある原表皮はクチクラの大部分を占め,内・外2層に分かれる。外表皮の内半部と原表皮では,キチンchitin分子のすき間をスクレロチンsclerotinという硬タンパク質が埋めているので,表皮が外骨格と呼ばれるほどの強靱性をもつことになる。これらの層には,内部の真皮細胞層から出た多数の孔管が貫通していて,もし表層が磨滅すれば,その分泌物が孔管を通って表層に移動して修復される。…
※「スクレロチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」