スターリング,R.(読み)すたーりんぐ

世界大百科事典(旧版)内のスターリング,R.の言及

【スターリングエンジン】より

…原理的には,同じ温度範囲で作動するカルノーサイクル熱機関と等しい熱効率をもつため,夢のエンジンといわれてきた。1816年にスコットランドのスターリングRobert Stirling(1790‐1878)が特許を得て以来,19世紀の終りまでは,空気を作動流体とする簡便で安全なエンジンとして,蒸気機関と並んで結構実用されていたが,ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど,いわゆる内燃機関の出現,実用化とともに,いつのまにか姿を消してしまった。ただし,オランダのフィリップス社では1937年以来研究を継続し,水素あるいはヘリウムを作動流体として,内燃機関に比肩しうる性能のエンジンを完成させている。…

※「スターリング,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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