世界大百科事典(旧版)内のステファヌス[1世]の言及
【教皇権】より
…一方,ウィクトル1世(在位189‐199)は,これらの見解に支えられて復活祭祝日の統一を図り,小アジアの従わない教会を全教会の交わりから破門した。ステファヌス1世(在位254‐257)も,異端者洗礼を認める自分の見解に従わない者を,同様破門の罰で脅かした。教皇は,2世紀以来たびたび諸教会の紛争解決を依頼されているが,4世紀以降は司教権の正統性保証のためにも依頼され,ローマ教会の受洗者信仰宣言文は,他の諸教会でも参照されるようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」