スフェア(読み)すふぇあ

世界大百科事典(旧版)内のスフェアの言及

【パイプライン】より

… とくに石油輸送では,長距離の幹線を利用して多数の事業所間で多種類の石油製品を輸送することが多く,本・支線やポンプ施設の配置も複雑になるので,おのおのの油種,品質,輸送量に応じて定められた輸送スケジュールに従って的確に運転を行う必要がある。揮発油,灯油,軽油といった異なる種類の石油を1本の管路で連続して送る場合,境界にスフェアと呼ぶプラスチック製ボールなどを入れることも行われるが,多少は混合した部分ができるので,それを最少にして処理する方策(品質上有害とならない油種のものに混入するなど)もスケジュールに加味しなければならない。また,管路中を流れる液体を急激に停止,発進させようとすると,慣性力と圧力波の伝播(でんぱ)の関係によって,部分的に大きな圧力の変動が生ずる(サージングという)ことがあるので,危険な圧力変動を避ける運転法と安全装置とが必要である。…

※「スフェア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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