スベア人(読み)すべあじん

世界大百科事典(旧版)内のスベア人の言及

【ウプサラ】より

…スノッリによればウプサラはオーディン,トール,フレイヤの神々への崇拝の中心地であり,キリスト教布教時代には異教の抵抗中心地でもあった。ブレーメンのアダムの《ハンブルク教会史》(1070ころ)によれば,ここでは9年ごとに全土からスベア人が集まり,人身犠牲をともなう異教の祭りがおこなわれた。改宗後,異教の神殿は倒され,その上にキリスト教会が建てられ,スウェーデン教会の中心となる。…

【スウェーデン】より

…正式名称=スウェーデン王国Konungariket Sverige面積=44万9964km2人口(1996)=885万人首都=ストックホルムStockholm(日本との時差=-8時間)主要言語=スウェーデン語通貨=スウェーデン・クローナSwedish Kronaスカンジナビア半島の東半を占め,北部の15%は北極圏に入る。東はボスニア湾,南東はバルト海,南西は北海に面し,北東はフィンランド,西はノルウェーと接する国。…

【スカンジナビア】より

…船区と行政単位との関係は初期の段階では明確ではないが,デンマークでは1ヘラッドherred(アイスランドのヘラズに当たる地域)に4ないし5スキペンがあったと計算され,ノルウェーでは船区の数は,現実の動員船員と一致しない。船区と行政区が一致していたらしいのは,スウェーデンのスベア人地域である。 スベア人の故地(今日のウップランドの主要部)は,ティウンダランド,アットゥンダランド,フィエドルンダランドという三つの〈部族地folkland〉からなっていた。…

【民族大移動】より

…通常〈民族大移動〉という場合,それは黒海北岸にいたゲルマン系のゴート族が,4世紀後半,西進して来たフン族に押され,376年,西ゴート族がドナウ川を渡って初めてローマ帝国領に移住したのをきっかけに,ライン川,ドナウ川などローマ帝国の国境線の北東方一帯にいたゲルマン人の諸部族が,相次いで移動を開始し,とくに東ゲルマンに属する諸部族が西ローマ領内深く移住・定着して,各地にそれぞれの部族国家を建設したほぼ6世紀末に至る二百数十年間の過程のことである。…

※「スベア人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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