世界大百科事典(旧版)内のセメントコンクリートの言及
【コンクリート】より
…広くはセメント類,石灰,セッコウなどの無機物質やアスファルト,プラスチックなどの有機物質を結合材として,砂,砂利,砕石など(これらを骨材という)を練り混ぜた混合物およびこれが硬化したものをいう。結合材の種別によりセメントコンクリート,アスファルトコンクリートなどに分類され,また骨材の種類,練混ぜ方,運搬方法,施工方法などによってもさまざまな呼名がある。しかし単にコンクリートという場合には,セメントを結合材とし,これに骨材および水を適当な割合で配合して練り混ぜ,水とセメントとの水和作用によって固まらせるセメントコンクリートcement concreteを指すのが普通で,以下でもセメントコンクリートについて述べる。…
【舗装】より
…人や車両の通行に便利なように道路の表面を強化したものをいう。広い意味では砂利道や,防塵処理を施した路面,コンクリート,石,煉瓦などのブロックを並べたものを含めるが,一般には基礎となる路盤および2~3cm以上の厚さの表層をもつアスファルト舗装,または路盤とその上の大きなコンクリート版からなるセメントコンクリート舗装を指す。
[歴史]
古代バビロニア,古代ギリシアなどの諸都市では石畳による舗装がなされていたが,大規模な舗装は古代ローマに始まる。…
※「セメントコンクリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」