世界大百科事典(旧版)内のセリ・ノワールの言及
【アクション映画】より
…その亜流作品が多数作られる中で,《女王陛下のダイナマイト》(1966)など,フランスのG.ロートネル監督のエスプリにあふれたスパイ活劇が注目された。〈007〉シリーズ以前から,フランスには〈セリ・ノワール〉(1945年にA.デュアメルによって始められた暗黒・犯罪小説叢書)に題材をとったアクション映画の系譜がある。とくにP.チェイニー原作,エディ・コンスタンティーヌ主演の〈レミー・コーション〉シリーズからはB.ボルドリ(《そこを動くな》1953,《左利きのレミー》1961),次いでG.ロートネル(《殺るかくたばるか》1959)といったアクション監督が生まれた。…
※「セリ・ノワール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」