世界大百科事典(旧版)内のタールツィムの言及
【仮面劇】より
…南インドの〈チョウ〉(紙と粘土で成形した仮面を用いる,《ラーマーヤナ》等に基づく民衆劇)のさまざまな様式,スリランカの〈コーラム〉,ネパールの〈ナバ・トゥルガー〉,タイの〈コーン〉および〈ラコーン〉,インドネシアの〈ワヤン・トペン〉は,共通の基礎の上に,多様な仮面劇の世界を作り上げている。 アジアにはこのほかにもインドネシア,バリ島のバロン仮面舞踊劇,悪疫をもたらす魔女ランダ(チャロンアラン)と戦い調伏するチャロンアラン劇,朝鮮のさまざまな仮面劇(タールツィム)があり,日本にも祭礼と結びついた神楽が各地に伝承されている。中国の現代京劇にも仮面の人物が登場する。…
※「タールツィム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」