ツーボス・システム(読み)つーぼすしすてむ

世界大百科事典(旧版)内のツーボス・システムの言及

【経営組織】より

…すなわち,それは共通の人的資源を職能別にくくることによって専門化の利益を確保し,また異なる製品別に資源を調整することで,市場に対する適応力を高めようとするものである。職能別部門化と市場による部門化を同時に行うこの形態では,したがって,1人の部下に対して,職能エリアの上司と製品系列の上司の2人が対応することになり,その意味でツーボス・システムとも呼ばれる。マトリックス組織は,責任を負うべきボスがだれかわからない,コンフリクトが発生しやすいなどの欠点をもつ反面,市場と技術など複数の分野に同時に反応することができ,不確実性に対処する能力が高いという利点をもっている。…

※「ツーボス・システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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