テルメ(読み)てるめ

世界大百科事典(旧版)内のテルメの言及

【テッサロニキ】より

…古代での呼称はギリシア語でテッサロニケThessalonikē,ラテン語でテッサロニカThessalonica。前316年,当時マケドニアを支配していたカッサンドロスKassandrosが,マケドニア東部,テルメ湾の奥のテルメThermēを中心に,周辺の町々を統合して建設し,妻の名をとって名づけたのが始まりで,海陸交通の要地として発展した。前146年にマケドニアがローマの属州になると,その主都に選ばれ,ローマ元首政期には自由市の資格を賦与されて栄え,テオドシウス帝のもとでイリュリクム道の主都とされ,ユスティニアヌス帝のときにコンスタンティノポリスに次ぐビザンティン帝国第2の首都の地位を与えられて繁栄の頂点に達した。…

※「テルメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」