デトリタス食物連鎖(読み)でとりたすしょくもつれんさ

世界大百科事典(旧版)内のデトリタス食物連鎖の言及

【海】より

…分解の過程で,植物の遺骸や細片がデトリタスとして,多くの低次消費者たちに利用される。生きた植物を食べることによって成立する食物連鎖と,このデトリタスを基礎とするデトリタス食物連鎖とが相まって,海の生物群集の特徴的な構造をつくっている。 メビウスK.Möbiusが,海底にある一塊りのカキに多くの動植物がすみついているのを見て,〈生物共同体=生物群集〉の概念を初めて提唱したように,海の生物は,よく見える形で互いに緊密な関係をもっているものが多い。…

※「デトリタス食物連鎖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」