トゥルネン(読み)とぅるねん

世界大百科事典内のトゥルネンの言及

【学校体育】より

…女子の体育指導書が出るのは19世紀の前半であった。市民体育をうけて,19世紀に入るとイギリスのスポーツsport,ドイツのトゥルネンTurnen,北欧のギムナスティークGymnastik,東欧のソコルsokolなどという各国独自の名まえや目的や体系や活動組織をもった〈国民体育〉が形成された。世界の近代的な学校体育はこれをもとに形成され発足した。…

【体操】より

…この時点ではまだ徒手体操も器械体操も考えられておらず,視覚や聴覚などの感覚訓練をも含む広義の身体運動を体操と考えていた。今日の体操競技に発展した器械体操は,F.L.ヤーンによって考案されたものであるが,彼は体操ということばをギムナスティクGymnastikからトゥルネンTurnenに改め,統一ドイツ国家を建設するための青少年教育の意味で用いた。したがって,その内容には運動技術の習熟や意思の鍛錬を目的にした器械体操や行軍ばかりでなく,フォークダンスや政治討論集会なども含まれており,今日の体操の概念とはかなり異質なものを含んでいた。…

【ドイツ体操】より

…(2)ドイツで行われた体操の意。体操は古代ギリシア以来英語にすればgymnasticsだが,ドイツで19世紀以降行われた体操はトゥルネンTurnenと呼ばれた。これは,ナポレオンに支配されたドイツの解放運動の一環としてF.L.ヤーンが始めた身体運動中心の青少年教育活動である。…

【マスゲーム】より

…連帯感あるいは集団のもつ表現力を目的とし,全体が一体となったりグループに分かれながら軽やかな動きを見せるもので,英語mass calisthenics,あるいはドイツ語Massenübungenに相当する。19世紀のドイツで始まったトゥルネン(ドイツ体操)の大会での集団体操は愛国意識と結びつき,身体と集団のもつ力を凝縮して表現するものとして推進された。この思想を受けて,1862年にはチェコスロバキアでソコールが組織され,大規模な集団体操で知られるようになった。…

【ヤーン】より

…トゥルネンTurnen(ドイツ体操)の創始者。各地の大学で神学などを学ぶかたわら,大学にはびこる同郷人的集団等による決闘などの悪習を批判した。…

※「トゥルネン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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