トクトア・ブハ(読み)とくとあぶは

世界大百科事典(旧版)内のトクトア・ブハの言及

【エセン】より

…中国,明代のオイラートの首長。1388年の元朝滅亡後,混乱を続けたモンゴリアでは,1430年西モンゴル族オイラートの部長トゴンが台頭,東モンゴリアにも手を伸ばしたが,チンギス・ハーン家の血を神聖視する通念は依然根強かったため,その末裔トクトア・ブハを名目的なハーンにつけ,みずからはタイシ(太師)と称し実権を握った。39年にトゴンは死に,長子エセンは統一モンゴルの力を利して対外拡張を開始,東はウリヤンハイ三衛・女真人地区,西はハミ,モグーリスターンまでを掌握した。…

※「トクトア・ブハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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