ナスヒー体(読み)なすひーたい

世界大百科事典内のナスヒー体の言及

【アラビア文字】より

…もっともアラビア語に用いられる限り言語の性格に即した文字体系なのであって,当事者にとってはそれほど不便ではない。最古の書体は,角形で金石文や初期のコーラン写本に見られるクーフィー体(イラクの都市名クーファにちなむ)と,流線状で筆記に適したナスヒー体(ナスフnaskhは〈筆写〉の意)で,前者は初期にはまだ子音識別符号をもたず,コーランの解釈上問題を提起した。後者は10~11世紀ころからコーラン写本にも現れ始め,現在の書体はこれに基づく。…

【書】より

…文字を書くこと,または書かれた文字を,主として造形面から審美的な対象として意識したときに成立する一つの芸術。とくに中国を中心として,日本,朝鮮,ベトナムなど東洋の漢字世界において古くから発達した。その他の地域,例えばイスラム世界やヨーロッパなどにも,文字を審美的な対象として書くことはあるにはあったが,東洋の漢字世界に比べて,その意義や重要性は小さいといえよう。したがって,書は中国を中心とする東洋の漢字世界に発達した独自の芸術であると言ってもよい。…

※「ナスヒー体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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