ニェゴシュ[2世](読み)にぇごしゅ

世界大百科事典(旧版)内のニェゴシュ[2世]の言及

【モンテネグロ】より

…後を継いだペータル2世(在位1830‐51。詩人としてニェゴシュの名で呼ばれる)は,集権化を進めて行政面の近代化を図った。ペータルは政治家としてよりも詩人として知られている。…

【ユーゴスラビア】より


[近代文学の展開]
19世紀のロマン主義がまず各民族の自覚を促すと,いまなお人々に愛誦される佳作がいくつか生まれた。クロアチア人のガイが主唱するイリュリア運動に参加したマジュラニッチは,トルコ人の非人間性を描いた叙事詩《スマイル・アガ・チェンギッチの死》(1846)を発表し,〈スロベニアのプーシキン〉といわれたプレシェレンは愛国的な抒情詩《ソネットの花環》(1834)を,モンテネグロの聖俗界に君臨したニェゴシュ(ペータル2世)はオペラ形式の英雄叙事詩《栄光の山並み》(1847)を完成した。当時ウィーンにあってセルビア人の口承文芸を収集・刊行していたカラジッチは,大胆にセルビア語を簡素化した。…

※「ニェゴシュ[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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