世界大百科事典(旧版)内のニコルスキー現象の言及
【天疱瘡】より
…水疱は弛緩性で疱膜はうすく破れやすく,容易に糜爛(びらん)し,融合して不規則な局面を形成し,糜爛面で疼痛が強い。いずれの型の天疱瘡でも,非水疱部の皮膚に物理的刺激を与えると水疱が新生したり,水疱を圧迫すると水平に拡大する現象が観察される(これをニコルスキー現象という)。 増殖性天疱瘡は尋常性天疱瘡の亜型で,間擦部(皮膚が互いにふれあう部位)の水疱に乳頭状増殖を伴う。…
※「ニコルスキー現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」