ニュサ(読み)にゅさ

世界大百科事典(旧版)内のニュサの言及

【ディオニュソス】より

…こうして誕生したディオニュソスは,まずカドモスの娘イノInōに託された。しかしヘラがイノを狂わせたので,ゼウスは彼をひそかにニュサ(所在不明の神話上の地名)まで運ばせ,その地のニンフたちに養育させた。成長後,彼はブドウの木を発見し,ブドウ酒の製法を知ったが,こんどは彼自身がヘラに狂わせられ,エジプトとシリアをさまよった末,フリュギア(小アジア北西部のトラキア人の居住地)で大母神キュベレに狂気を癒され,彼女から密儀を伝授された。…

※「ニュサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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