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ネオリアリズム ねおりありずむ neorealism

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知恵蔵2015の解説

ネオリアリズム

第2次大戦下のイタリアで、ムソリーニのファシズム政権崩壊後に結成された国民戦線は、国内に残るファシストドイツ軍相手に抵抗運動を開始。戦いにはムソリーニ体制下で製作の自由を奪われていた映画人たちも参加した。戦後、彼らは抵抗運動を映像化、レジスタンス活動の現実を切り取るように、徹底したリアリズムドキュメンタリー手法で描き、ネオリアリズム(イタリアではネオレアリスモ=neorealismo)というスタイルを確立した。先駆けとなったのが、抵抗運動を記録映画のような迫力で描いたロベルトロッセリーニ監督の「無防備都市」「戦火のかなた」だった。非情なまでの現実透視は、戦後のイタリア庶民の生活をもカメラにとらえ、ビットリオ・デ・シーカ監督の「靴みがき」や「自転車泥棒」、ルキノ・ビスコンティ監督の「揺れる大地」などの作品を生み出した。

(宮本治雄 映画ライター / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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世界大百科事典内のネオリアリズムの言及

【イギリス映画】より

…カバルカンティの製作による,H.ワット監督《992飛行中隊》(1940)やC.フレンド監督《消防夫はフランスに行った》(1942)から戦後のワット監督のオーストラリア・ロケによる《オーバーランダース》(1946),街頭や波止場にカメラをもち出したB.ディアデン監督《兇弾》(1949),《波止場の弾痕》(1951),イースト・エンドの生活を描いたR.ヘイマー監督《日曜はいつも雨降り》(1947),フレンド監督のノルウェー・ロケによる《南極のスコット》(1948),洋上の戦艦にカメラをもち込んだ《怒りの海》(1953)等々。〈イーリング〉生えぬきの映画作家たちのドキュメンタリズムをカバルカンティは〈ネオリアリズム(新しいリアリズム)〉と呼んだ。日本では〈バルコン・タッチ〉の名で知られるドキュメンタリー的手法の映画群である。…

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