世界大百科事典(旧版)内のノルムの言及
【関数解析学】より
…
【バナッハ空間論】
バナッハ空間Xからバナッハ空間Yの中への作用素Tが, T(αx+βy)=αTx+βTy (x,y∈X;α,βは複素数) を満たすとき,Tを線形作用素という。また正数γが存在して∥Tx∥≦γ∥Tx∥が成り立つときTは有界であるといい,このようなγの下限を∥T∥と書いて,作用素Tのノルムnormという。線形作用素Tが連続,すなわち,を満たすこととTが有界なこととは同等である。…
【代数体の整数論】より
…またをKに共役な体という。αに対して,をそれぞれ,αのトレースtrace,ノルムnormという。 代数体の重要な例として,二次体,円分体がある。…
※「ノルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」