世界大百科事典(旧版)内のハイドログロッシュラーの言及
【ガーネット】より
…ケニアのツァボ国立公園の名をとったツァボライトtsavoriteは無色,黄色,緑色,褐色などの透明石をバナジウム着色によって鮮緑色にしたものである。半透明,塊状で産出するハイドログロッシュラーhydrogrossularは,南アフリカのトランスバール州で産出し,緑色とピンク色があるが,緑色石はヒスイ類似石として,南アフリカ・ジェード,あるいはトランスバール・ジェードの名称で取引される。アンドラダイトandraditeのうちで,鮮やかな緑色のデマントイドdemantoidは希少価値があり,とくに珍重される。…
【ザクロ石(柘榴石)】より
…重要な造岩鉱物の一つであり,立方晶系に属し,化学組成はRII3RIII2Si3O12(ここでRIIはCa,Mg,Fe2+,Mn,RIIIはAl,Fe3+,Crなど)で表されるザクロ石族に属する一群の鉱物の総称である。端成分はパイロープMg3Al2Si3O12,アルマンディンalmandine Fe3Al2Si3O12,スペサルティンspessartine Mn3Al2Si3O12,グロッシュラーgrossular Ca3Al2Si3O12,アンドラダイトandradite Ca3Fe2Si3O12,ウバロバイトuvarovite Ca3Cr2Si3O12,ノーリンジャイトknorringite Mg3Cr2Si3O12とSiの一部を4(OH)が置換したハイドログロッシュラーhydrogrossular Ca3Al2Si2O8(SiO4)1~m(OH)4mである。またTiの多いアンドラダイトはメラナイトmelaniteと呼ばれている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」