世界大百科事典(旧版)内のハンブルク=エルバーフェルト制度の言及
【ハンブルク・システム】より
…1852年ドイツのエルバーフェルト市は,この組織を修正発展させた救貧組織を採用した。このため両者を一括してハンブルク=エルバーフェルト制度とも呼ばれている。エルバーフェルト市の組織は,市域を1区内に4名以上の貧困者がいないよう546に区分し,ボランティアの委員を配置,貧困者の訪問調査および救済を担当させる一方,これらの地区を14の大区に組織し監督官に統轄させ,さらにこの上部に組織の最高部として市長,市会議員などにより構成される中央委員会を設置,施設外救助や施設内救助の監督,規程の作成などを行うものとされた。…
※「ハンブルク=エルバーフェルト制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」