世界大百科事典(旧版)内のバイロイドの言及
【RNA】より
…これらのウイルスの遺伝子RNAはウイルスRNAと呼ばれ,ウイルス粒子内で1本鎖状態で存在するものが多いが,レオウイルスなどのように二重鎖RNAをもつものもある。 ウイロイドviroidはビロイドともバイロイドとも呼ばれ,植物に感染する病原体として見いだされた数百ヌクレオチド長程度の小さなRNA分子である。タンパク質の外被をもたず,裸の環状1本鎖RNAとして存在し,それ自身の塩基配列にはタンパク質を生産する情報はもたないと考えられる。…
【ウイロイド】より
…バイロイドともいう。ウイロイドは〈ウイルスのような〉という意味であるが,ウイルスと異なって外被タンパクをもたない単一分子の核酸のみからなる病原体で,今日までに知られている病原体のなかでは最も小さいものである。…
※「バイロイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」