パトリモニウム・カエサリス(読み)ぱとりもにうむかえさりす

世界大百科事典(旧版)内のパトリモニウム・カエサリスの言及

【ローマ】より

…元首政初期まで徴税請負人により徴収された間接税も,のちに皇帝役人により徴収されるようになった。その他の財源として皇帝一族の莫大な私有財産(パトリモニウム・カエサリスpatrimonium Caesaris)があり,セプティミウス・セウェルスのときには没収財産やアントニヌス朝の財産を中心にして皇帝財産(レス・プリウァタres privata)が設けられ,財政機構はいっそう複雑になった。 3世紀には通貨の下落,物価騰貴が著しく進行した。…

※「パトリモニウム・カエサリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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