パラケルスス主義(読み)ぱらけるすすしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内のパラケルスス主義の言及

【パラケルスス】より

…それゆえ,従来の体液病理説ではなく,アルケウスの衰弱要因として天体因,毒因,自然因,精神因,神因の5病因説を唱え,古代以来の四元素,四体液などを以上の要因を基にして再構築し,その活性化の〈秘蔵物質〉としてアルカナarcanaを考えた。 こうした実証的かつ神秘主義的哲学的医術は,J.ベーメ,ヘルモント父子,R.フラッドらに影響を与えただけでなく,彼のザルツブルクでの客死以後,さらにいっそう大きな思想となって開花し,パラケルスス主義として全ヨーロッパに拡大した。その研究も16世紀末のフーザーJ.Huserによる全集編纂,現代ではズートホフK.Sudhoffによる医学・哲学論文の全集,ゴルトアマーK.Goldammerの神学・哲学論集の刊行というように,多彩かつ盛んに進められている。…

※「パラケルスス主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android