ヒッポクラテスの誓い(読み)ひっぽくらてすのちかい

世界大百科事典(旧版)内のヒッポクラテスの誓いの言及

【医学】より

…そのすべてがヒッポクラテスのものではないといわれるが,少なくとも,医療の起源を呪術師でなく調理人とした《古い医術について》,その発作の唐突さと激しさのゆえに,神の怒りによるとされていた癲癇(てんかん)を脳の病気であると論証した《神聖病》,上述の疫学の先駆的記載法とされる《空気・土地・水について》など数編は,彼自身のものとされている。また,〈ヒッポクラテスの誓い〉など医療の倫理に関して,彼によるとされている金言・格言のたぐいも多い。ヒッポクラテスの活動したころから,ギリシアでは奴隷制度が定着・普及し,市民たちは労働をしなくなった。…

※「ヒッポクラテスの誓い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」