世界大百科事典(旧版)内のフィロフェイの言及
【第三ローマ論】より
…16世紀初頭におけるロシアの政治理論。モスクワを人類史上最後のキリスト教世界帝国の首都とするもので,プスコフの僧フィロフェイがワシーリー3世らモスクワ大公にあてた書簡のなかで表明された。彼によれば,ローマ帝国とビザンティン帝国(〈二つのローマ〉)は〈真の信仰〉から逸脱したために滅亡したが,モスクワはその後継国家として,世界を終末のときに至るまで支配する,という。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」