フィンシデル(読み)ふぃんしでる

世界大百科事典(旧版)内のフィンシデルの言及

【鉄鋼業】より

…戦後細かく分割された西ドイツ鉄鋼業は1950年代に再結合を遂げたのち,ティッセン,ヘッシュの巨大資本グループのもとで強力なカルテルが再構築された。フランス鉄鋼業は国家の政策的誘導下で二大グループに再編成され,イタリア鉄鋼業は,IRI(イリ)(産業復興公社)が60%出資するフィンシデルFinsider(鉄鋼金融公社)が全国生産の60%を支配し,国家資金の計画的投入によって近代化と拡張を遂げた。 日本鉄鋼業は敗戦によって壊滅的打撃を被ったが,傾斜生産方式の採用,朝鮮戦争による好況などにより急速に復興し,1953年には粗鋼生産は戦前戦時を通じての最高水準に回復した。…

※「フィンシデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」