フォルラニーニ,C.(読み)ふぉるらにーに

世界大百科事典(旧版)内のフォルラニーニ,C.の言及

【気胸】より

…胸腔(胸膜腔)内に異常に気体が貯留した状態をいう。たえず縮もうとする性質をもつ肺をふくらんだ状態に保つため,胸腔は外界の気圧に比し低圧となっていて,このため,肺は胸腔内で膨張して,ほとんど胸腔には空隙がない状態となっている。ところが,このような状態の胸腔に,気体が流入すると,肺は縮み(このような状態を肺虚脱という),呼吸の障害となる。さらに多くの気体が流入すると,胸郭内の他の臓器をも圧迫して,その臓器の機能障害を起こすにいたる(これを緊張性気胸という)。…

【肺結核】より

…コッホの結核菌発見は,これを実証したものであった。 肺結核の治療法として,イタリアのフォルラニーニCarlo Forlanini(1847‐1918)は1882年人工気胸療法を創始した。また95年のレントゲンのX線発見は,肺結核の臨床診断に画期的進歩をもたらした。…

※「フォルラニーニ,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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