フスティシアリスモ(読み)ふすてぃしありすも

世界大百科事典(旧版)内のフスティシアリスモの言及

【ペロニスモ】より

…1943年6月4日,軍事クーデタの有力指導者だったペロンの打ち出した親労働者政策が大衆の支持を受けたことから生まれた運動で,社会正義,経済的自立,自主外交を基本的な政策路線としている。とくに社会正義を強調することから,正道主義(フスティシアリスモJusticialismo)とも呼ぶ。民族主義的な改革を志向して共産主義に反対し,カリスマ的リーダー(1974年に没するまではペロン)を擁し,支持基盤が労働者や中間層など多階級的な点において,ラテン・アメリカのポプリスモの典型例とみなされている。…

※「フスティシアリスモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」