フランス領コンゴ(読み)ふらんすりょうこんご

世界大百科事典(旧版)内のフランス領コンゴの言及

【コンゴ共和国】より

…17世紀にはいるとフランスが進出し,奴隷や象牙の取引に従事したが,フランス革命以後その勢力は衰えた。19世紀末のアフリカ分割の時代にはいると,フランス政府は探検家ド・ブラザを派遣してガボンのオゴウェ川流域からさらにコンゴ川流域にまで勢力をのばし,同じ時期にベルギー国王レオポルド2世によってコンゴに派遣され,ベルギー領コンゴの形成に貢献した探検家スタンリーと競い合うかたちで,フランス領コンゴの礎石を築いた。欧米列強はベルリン会議(1884‐85)で正式にこの地域に対するフランスの領有権を認めた。…

※「フランス領コンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android