フランス風序曲(読み)ふらんすふうじょきょく

世界大百科事典(旧版)内のフランス風序曲の言及

【序曲】より

…17世紀後半,J.B.リュリは,緩―急―緩の3部分からなり,とくに緩の部分には符点音符を特徴とする荘重な書法を確立した。彼のバレエ曲《アルシディアーヌ》(1658)に初めて用いられたこの様式は,〈フランス風序曲〉とも呼ばれ,バロック時代を通して,序曲の一つの典型ともなった。〈管弦楽組曲〉と通称されるJ.S.バッハの4曲の組曲はいずれも荘重なフランス風序曲をもつことで知られる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」