ブヘン(読み)ぶへん

世界大百科事典(旧版)内のブヘンの言及

【堀】より

…【高橋 康夫】
[西洋]
 都市や城郭や建物を囲む堀は建築の起源と同じくらい古く,たとえば,イラクのテル・グッバで発掘された円形建造物(前3000ころ)も環状の空堀で囲まれていた。古代エジプトの第12王朝(前1870ころ)にヌビアにつくられたブヘンBuhenの要塞は幅9m,深さ7mの空堀で囲まれ,第20王朝の神殿都市マディーナト・ハーブーMadīnat‐Hābū(前1200ころ‐前1160ころ)の煉瓦造の周壁も空堀で取り巻かれていた。初期の防備施設は土塁を築くことから始まり,土塁用の土を採掘するため,前方に自然に堀がつくられ,堀によって土塁の効果がさらに高められていた。…

※「ブヘン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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